Kyoto KARATE Cafe - 道友をつくろう!

中高年からの空手のススメ 

50才から始める空手

よく「年をとってから空手で来ますか?」と聞かれますが、
実は年をとってから始めた方が面白いと思う。
ちょっとイカした健康体操と思えばよい。
瞑想にもなるし、筋トレにもなるし、ほぐし体操になるという具合に。

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小説に「オヤジ達は、ある時期から何故か珍妙な体操を始めだす」との一節があったが、
文化性の素地のない単なる体操や運動は、
日々のウオーミングアップにはなるが、共有する価値を創造出来ない。
空手の場合は、沖縄や日本の具体的な伝統文化を継承するという意味も持つ。
また、その動きの一つ一つに護身の機能を持つ実務性があるので、分かってくると実に面白い。
型は美しいに越したことはないが、その動きの意味や機能が分からないとラジオ体操と同程度の面白みしかない。
やらないよりはやった方が健康ではある。

強さを競ったり、上手さを競ったりする必要はない、
マスターベーションと同じく、自分一人が満足すればそれでよい。
必要なのは内部への深さであって、外への露出ではない

段位も資格もそんな物は、後から作った虚飾であり、別段重要なものではない。
別に空手着も要らなければ、相手もいらない。
ただ、自分一人で、好きな時に、好きな場所でやればいい。

 

 


それらを継承し続けた先人達・先輩達に敬意を表するが、服従する必要もない。

空手の目的は、作り物なし、虚飾なし、素っ裸で無一文の、「本来の自己」に安心立命の境地を目指そうとするから「空」手という。

その意味では、人生経験を積んで、悔しさも辛さも経験したオヤジ達が始めるにこそ向いている